相手モンスターの[戦闘時]発動能力を封じてしまう「封じ込め/Containment」と相手モンスターの[戦闘時]発動能力をコピーする「特性侵食/Evil-property」。どちらも非常に面白いカードではありますが、果たしてその能力はどのくらい「使える」能力なのでしょうか?
というわけで、今回は「封じ込め」可能なモンスターを各色ごとに見ていく事にしましょう(さすがに全モンスターについて調べるのは無理があるので、間違っている可能性があります。もし間違いを見つけたらご指摘下さい)。
黄色のモンスターの内、[戦闘時]発動能力を持っているのは以下のとおり。
[表の見方]
相手のモンスター | 「封じ込め」を使った場合 | 「特性侵食」を使った場合 | ||
---|---|---|---|---|
自分が攻撃側 | 自分が防御側 | 自分が攻撃側 | 自分が防御側 | |
ストラグラー | △ 先制を使ってくるなら |
○ 耐久値が高いため、同時に攻撃値UPを使われる事も多いのがネック |
○ 攻撃値UPの代わり |
× 攻撃値が上がっても… |
ポイズンスパイク | ○ 先制使ってくるなら |
◎ 読まれると攻撃値UPされるが |
△ 先制されない自信があるなら |
× 他の戦闘支援を使おう |
暗黒魔王 | ◎ まず負けない |
◎ まず負けない |
× 無意味 |
× 他の戦闘支援を使おう |
移動能力に秀でている黄色には、[戦闘時]発動能力を持っているモンスターが僅か3体しかいませんでした。とはいえ「ポイズンスパイク」と「暗黒魔王」の即死能力を封じられるのは、かなりポイントが高いのですが。
一方「特性侵食」の方はほとんど役立たずですね。「ポイズンスパイク」は大抵先制してくるだろうし、「暗黒魔王」の能力は本人に効かないし。
青色のモンスターの内、[戦闘時]発動能力を持っているのは以下のとおり。
相手のモンスター | 「封じ込め」を使った場合 | 「特性侵食」を使った場合 | ||
---|---|---|---|---|
自分が攻撃側 | 自分が防御側 | 自分が攻撃側 | 自分が防御側 | |
ダコン | ○ あからさまに怪しいのが欠点 |
× 相手の方が先に解決される |
× 無意味 |
× 無意味 |
メガジョー | ◎ かなり有効 |
◎ かなり有効 |
△ 相手の使用モンスターによる |
△ 相手の使用モンスターによる |
青に[戦闘時]発動能力を持ったモンスターはたったの2体だけ。ちなみにメガジョーに対して「特性侵食」を使用した場合、メガジョーの[戦闘時]発動能力をコピーするのではなく、戦闘支援として使用したモンスターの[戦闘時]発動能力をコピーします。
赤色のモンスターの内、[戦闘時]発動能力を持っているのは以下のとおり。
相手のモンスター | 「封じ込め」を使った場合 | 「特性侵食」を使った場合 | ||
---|---|---|---|---|
自分が攻撃側 | 自分が防御側 | 自分が攻撃側 | 自分が防御側 | |
アサシン | ◎ 転ばぬ先の杖 |
△ 自分のモンスター次第 |
○ 先制つけるのとほぼ変わらない |
× 無意味 |
スフィンクス | ○ 赤マス限定 |
× 無意味 |
× お互い弱くなってどうする |
○ 赤マス限定 |
キマイラ | ◎ かなり有効 |
◎ かなり有効 |
× 無意味 |
× 無意味 |
ン・キィー | △ 赤マス限定 |
△ 赤マス限定 |
△ 赤マス限定 |
× 無意味 |
バルキリー | ○ 先制を使ってくるなら |
◎ かなり有効 |
○ 先制に注意 |
× 無意味 |
アーマジロ | △ 殺せなかった時の保険 |
◎ かなり有効 |
× どうせ反撃できないし |
× 反撃できたら奇跡 |
黒の王 | △ メカニモンク等、一部モンスターなら考えられるかも |
△ 自分のモンスター次第 |
△ ギャンブラー? |
× 侵食するより耐久値UPした方がいいのでは? |
アーミーアント | ◎ かなり有効 |
◎ かなり有効 |
◎ かすめ取りにも強い |
◎ かすめ取りにも強い |
メカニモンク | ○ 先制を使ってくるなら |
◎ かなり有効 |
○ 先制に注意 |
× 無意味 |
阿 | ◎ 先制を使ってくるなら |
◎ かなり有効 |
○ 必ず攻撃値UP |
× 無意味 |
云 | ◎ 先制を使ってくるなら |
◎ かなり有効 |
○ 先制を使ってくるなら |
○ 必ず耐久値UP |
ガルダ | ◎ かなり有効 |
◎ かなり有効 |
○ 状況次第 |
○ 状況次第 |
カリバーホーン | ○ 先制を使ってくるなら |
◎ かなり有効 |
○ 状況次第 |
× 無意味 |
グラディエイター | × 無意味 |
◎ かなり有効 |
○ 状況次第 |
× 無意味 |
さすが攻撃に秀でた赤。14体もの[戦闘時]発動能力を持ったモンスターがいます。むしろ[戦闘時]発動能力を持っていない方を数えたほうが早いわけで。
ポイントはほとんどの相手に対して「封じ込め」が有効な事。なお、「特性侵食」は「アーミーアント」相手に絶大な効果を発揮します。特に「ダコン」に「特性侵食」をつけて侵略するとかなり鬼。
緑色のモンスターの内、[戦闘時]発動能力を持っているのは以下のとおり。
相手のモンスター | 「封じ込め」を使った場合 | 「特性侵食」を使った場合 | ||
---|---|---|---|---|
自分が攻撃側 | 自分が防御側 | 自分が攻撃側 | 自分が防御側 | |
レイコーン | ○ あからさまに怪しいのがネック |
◎ かなり有効 |
○ 目くらまし |
△ 攻撃値17以上なら |
リンリン | ◎ かなり有効 |
◎ かなり有効 |
× 反射できないし |
× 反射できないってば |
ブレスト伯爵 | ○ 先制を使ってくるなら |
◎ かなり有効 |
○ 先制に注意 |
× 無意味 |
緑には3体の[戦闘時]発動能力を持ったモンスターがいました。相変わらず「封じ込め」は使えるんですが、さすがに「リンリン」に「特性侵食」は効きませんでした。
こうして見ていくと、「封じ込め」は攻守共に非常に使い勝手のいいカードである事が分かります。無論、相手が珍獣デッキだったりした場合は全く意味をなさなくなるのですが。一方「特性侵食」はこちらから侵攻する時に相手の意表をつける点が面白いのですが、いかんせん状況に左右されやすい点が問題です。むしろ対「アーミーアント」専用カードにして「ダコン」と共に使う方が面白いかもしれません。
ちなみに「特性侵食」は相手の[戦闘時]発動をコピーする代わりに、自分の[戦闘時]発動能力が上書きされてしまうので気をつけましょう(例外は「ダコン」で、「ダコン」の[戦闘時]発動能力のみ、「特性侵食」より先に発動する)。